ワールド・ニャップpart2

吾輩は夜毎、ボールを追いかけている。
ヨッピーとマリンはいつも仕事というものに向かっており、吾輩はそのまわりを駆けるのである。

少し前までは、ヨッピーやマリンの近くにボールが転がると、投げ返されるのを遠くで待った。

しかし彼女らという人間が大したことのない存在であることがわかり、今ではごくそばまで近づいてボールを追いかける。
めんどうな場所や彼女らの足もとに転がったものだけを、吾輩は待ち構えるのである。

昨夜は、ボールを投げ返そうとしたヨッピーがふいに立ち上がり、蹴り返してきた。
先日彼女らが観ていた球追い運動会に、少し似ている。

そして吾輩はそれに応えてやり、ヨッピーはうれしそうにまたボールを蹴る。

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